毎年8月6日の広島の原爆の日には式典の様子をテレビで見て、8時15分には黙とうをしていましたが、今年は土曜日であったので、パークランに出かけたために、黙とうはしませんでした。パークランをしながら広島のことを思おうなどとスタート前は考えていたのですが、走り始めたら、忘れてしまいました。そんなこともあり、長崎の原爆の日に戦争の加害パネル展に行きました。
展示は全て実際にあったこと、事実です。8月5日までの軍都・広島の様子、371部隊のこと、毒ガス兵器について、南京大虐殺、マレー侵略、慰安婦のこと、朝鮮人・中国人強制連行、天頂山事件と満州国、満州に集団移住させられた朝鮮人、重慶無差別爆撃、沖縄戦と棄民化された人々の記憶などについてのパネル展示はどれを見ても胸が痛むし、目を覆いたくなるような内容ばかりでした。目をそらしてはいけないと思って解説文を読みましたが、異常な状況になった時の人間の残虐さについては憤りを覚えるばかりでした。
家に帰ってから見たNHKの原爆投下の日に建物疎開にかり出されることになって原爆の犠牲になった中学1年生についての特集番組でも、戦争というものの理不尽さを痛感するばかりですが、いつでもそうなる危険を含んでいることをウクライナや、香港、ミャンマーで起きていることなどから感じ取っている人は少なくないと思います。
人類の発生を考えれば、人類は皆兄弟であり、親類のはずです。地球という星の上で生きている仲間という考え方はできないものなのでしょうか。
国土とか国境がどうと言いますが、地球は誰のものでもないのではないという考え方はできないものなのかと土地の問題についてはいつも思います。
ジョンレノンのイマジンの歌詞はそういう内容の様です。
暑い中歩きながら、いつも平和な世の中であるようにいろいろイメージして暮らさないといけないなぁと再認識する77回目の長崎の原爆の日でした。
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