大磯小学校敷地内に生えている線路沿いの白い山桜は毎年ソメイヨシノよりも早く咲きますが、何年も前に大きく枝を伐採してから、見上げて見ないと花に気が付きません。
高校生の時にこの漢詩のフレーズを勉強してからは、道に張り出た桜の枝の下を「年年歳歳花相似たり歳歳年年人同じからず」と言いながら通り抜けていたものでした。今年もその季節が訪れたのですが、かつての枝はなく、昔の景色を思い浮かべながら通りました。
好きだった景色はある日突然なくなります。「歳歳年年人同じからず」毎年人は同じではないのは勿論ですが、最近は花も同じではありません。枯れたり、人間の都合で伐採されたりと。好きな風景をスケッチすると記憶に残っていいのですが、腕も落ちているし、集中力もなくなっているので、なかなか簡単には描けません。せめて写真でも撮っておこうと撮影するので、写真がどんどん増えてしまっています。
桜についてもいつか描きたいと思っているのですが、今年も描けずに桜の季節は通り過ぎそうです。あと何回チャンスがあるかな。
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